空手の競技人口って世界で多いの？増える理由や強豪国をご紹介

2020年の東京オリンピックに空手が正式種目として追加されますね。中年空手家の私として嬉しい限りです。

柔道のごとく、日本が空手母国なので、メダルラッシュに間違いない！と思っておられるかもしれません。

実は、空手をやられている方って世界中におりまして、競技人口は多いんです。

また、日本も空手が強いですが外国でも空手の強豪国が存在します。

今回は、空手の競技人口と強豪国について中年空手家の視点から解説していきたいと思います。

空手の競技人口について

最初に空手の競技人口についてお話いたしますね。

空手には、フルコンタクト空手とノンコンタクト（寸止め）空手があります。

フルコンタクト空手では、日本で約20万人、世界で2000万人の競技人口がいると言われております。

一方のノンコンタクト（寸止め）空手は、世界で4000万人いると言われております。

ノンコンタクト空手（伝統空手ともいう）の方が2倍以上多いんですね。

二つを合わせると6000万人も空手をやっておられる方がいるということですよね。

非常に多いですね。


空手は、柔道と違って、組織が一つではありませんから、誰でも道場を開くことについては、制約がありません。

ですから、極端な話ですが、私でもその辺を歩いているおじさんでも空手を始めるかと言って道場を開くことは可能です。

ですから、○○流空手や○○塾や○○館などたくさんの空手道場があります。世界でもたくさんあるはずですね。





次に空手の強豪国についてお話いたしますね。

空手の強豪国

• ロシア
• フランス
• ブルガリア
• マレーシア
• ブラジル

それでは、詳細を説明いたしますね。

ロシア

ロシアでは、プーチン大統領が極真館の八段を取得しております。2015年開催の極真会館の全世界大会でも、ロシア人選手が席巻していました。

youtubeの動画でもロシア人同士のストリートファイトや砂場で無制限1本勝負など格闘技が好きな国民なのでしょうね。

フランス

フランスでは、武道が流行しているようですね。柔道や剣道や合気道も盛んです。日本の精神的・神秘的な文化に魅力を感じ、空手に興味を持ったものと考えられます。

フランス政府のスポーツ省の支援のお陰でフランス空手連盟の会員数が増えたんです。フランスでは正式な空手の組織は一つにまとめられており、師範の免許も空手連盟のみが発行している珍しい仕組みです。



フランス出身の格闘家と言えば、K-１ファイターのジェロムレバンナ選手ですね。彼は実は柔道出身者で、空手出身ではないんですね。

ブルガリア

ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相は、2018年極真館の名誉六段を授与されたそうで、ブルガリアでは大変、空手が盛んです。

新極真会のヴァレリー・ディミトロフ選手は、空手界に下段踵蹴り（通称：ヴァレリーキック）を広め、DVDまで出しています。今フルコンタクト空手では旬の技です。



フルコンタクト空手界では、ヴァレリー・ディミトロフ選手は、神童と呼ばれリスペクトされている選手です。ですから、ブルガリアは空手が強いイメージがあります。

マレーシア

マレーシアでは、人気のスポーツはバトミントンです。でも空手も人気があるんです。マレーシアに1000年前からある格闘技：シラットが影響しています。殴ったり、蹴ったり、武器も使うという何でもありの武術です。

家族を守り､国を守るための護身術ですし、格闘技が盛んな土壌なんですね。

実際、マレーシアのメディアは、2020年の東京オリンピックで空手が追加種目になったことでメダルの量産が期待されると記事がでています。

ブラジル

ブラジルといえば、サッカーですよね。でも空手も強いんですよ。少し昔にはなりますが、フランシスコ・フィリォ選手は、極真の世界大会優勝を成し遂げ、K-1にも参加するほどの実力者です。

ブラジルには伝統格闘技のカポエイラというのがあります。アクロバテイックな動きをしますけど、身体能力の高さがうかがえますね。

また、ブラジリアン柔術というのも人気があり、格闘技は親しまれています。

まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございます！空手の強豪国は、ロシア・フランス・ブルガリア・マレーシア・ブラジルで決まりです！

昔から格闘技が盛んな国は比較的、格闘技に対する熱というか下地がありますので、強豪国ということになるのでしょう。

これからも、空手強豪国から目が離せませんね。