空手

オリンピック種目に空手が決定!ルールはどうなる?徹底分析

更新日:

空手が2020年東京オリンピック正式に追加種目が発表されました。現在、中年なのに現役で空手の稽古している私にとっては大変うれしいことです。

空手は、今まで、3回も、オリンピックの正式種目の候補になりながらも、最終選考で落選し、涙を飲んだ経緯があります。

オリンピックでの空手のルールはまだこれから検討されますが、どんな感じになりそうか、私なりに大胆予測してみます!

いずれにしても、これで2020年東京オリンピックで空手が行われるので、世界への浸透への1歩なので、大変うれしいです。

Sponsored links


空手は沖縄から発祥したと言われる武道であり格闘技です。2016年現在、世界の187か国で6000万人の方が楽しまれている世界的なスポーツです。極真空手の大山倍達氏が空手を大きく発展させたことは有名ですが、没後、多くの流派に分かれました。

流派が分かれたことでルールも数種類あります。

その中で、現在中心になっているのは以下の2つです。




最初に空手の大きな流派についてお話ししますね。

空手の2大流派とは

空手には、2大流派があります。

ノンコンタクトとフルコンタクトです。

ノンコンタクト・ルール


いわゆる寸止め空手です。伝統空手とも言います。

直接打撃を当ててはいけないルールで突きや蹴りを相手に当たる手前で引き、相手の体に当てない空手ですね。

偶然当たってしまうのは、少々は問題ないです。

ポイント制で勝敗を決めるんですよね。

有名な流派としては、『松濤館』『糸東流』『剛柔流』『和道流』4大流派が有名です。




次にフルコンタクトについてお話ししますね。

フルコンタクト・ルール


直接打撃制がOKです。いわゆるガチンコですね。

基本的には、蹴り以外での顔面への攻撃は反則です。

また、金的や背中を向けている相手への攻撃も反則です。

有名な流派としては、極真空手が有名です。世界的に普及しており、極真空手から正道会館、芦原会館、士道館、大道塾など有名な流派としては、20流派以上が分裂致しました。

また、極真会館は、分裂して、新極真会、極真館、極真会館(宗家)、 清武会など14流派くらいあります。

空手とは、実際にパンチや蹴りを相手に当て、また殴られ、蹴られて精神力が養われるものと思います。



Sponsored links




オリンピックでの空手ルールはどんな感じになりそう?


フルコンタクトルールとノンコンタクトルールでは、勝敗のつき方が違います。

大方の予想では、ノンコンタクトルールになりそうです。ノンコンタクトルールなので、寸止めルールが採用されます。

ポイント制で勝負が決まります

  • 上段(顔面、頭部)に対する蹴りが3ポイント
  • 中段(帯から上の胴体部分)への蹴りが2ポイント
  • 手による攻撃の突き(パンチ)や打ち(チョップ)はどの部位でも1ポイント
  • 8ポイント差がついたら終了


反則技:減点1点の場合 相手を負傷させた場合 

  • 腕や足や手の甲、そけい部や間接に対する攻撃をした場合
  • 危険な投げ技を行った場合(腰の高さより上で投げた場合)
  • 平手や貫手(ぬきて)による攻撃 【貫手(ぬきて)とは、手を握りしめない状態で指先を突き出した状態
  • 過度に相手に接触すること

反則技:減点2点の場合  

  • 負傷の誇張
  • 場外に故意にでること
  • 無防備になること
  • 不活動(約30秒間双方何もしない)試合終了残り10秒ではとられない
  • つかみなど(両手で相手をつかむ、つかみが即座でない、クリンチ、レスリング、押すなど)
  • コントロールされていない技を使うこと
  • 相手や審判に対する無礼をおこなうこと

8ポイント差を取れなくても、試合終了時に8ポイント差をつけていなくても、ポイントが多く取ってる方が勝ちとなります。

オリンピックでの空手のルールは、ノンコンタクトルールで行われるようです。

最近はこうした流れから、フルコンタクトの最大派閥の極真会館(松井派)も一部ルール変更をしたようです。



  


Sponsored links



ノンコンタクトルールの試合の感想


私は、フルコンタクト空手の方の出身なので、今まで、ノンコンタクトルールの試合については、注意深く見たことなかったですが、見てみると投げ技があるんですね。

ディスってるわけじゃなくて、空手なのにびっくりしました。柔道の大外刈りみたいな足掛け技ですね。

いつからこんなカタチになっちゃんたんでしょうかね。

でも技の速さは、思っていたよりも早いし、寸止めルールとはいえ、鼻血がでたり、やはり、武道ですね。


私の理想のオリンピックルール


やはり、空手のだいご味は、お互いに勝つか負けるかです。また、実践に即した方が、より良いので、フルコンタクトルールで試合をすると見ていて分かりやすいです。

ただし、顔面を殴るとダメージが大きいしボクシングになっちゃうので、顔面を殴るのは、反則とする。また、足掛け技も行わない方が柔道との区分けもきっちりできます。

決して、フルコンコンタクトルールは、野蛮でも暴力的でもありません。空手なので武道ですから、心技体を鍛え人間形成の道に通じます。

フルコンタクト空手の大会についての紹介です。興味のある方はどうぞ!
フルコンタクト空手の大会ってどんなもの?まとめてみました







まとめ


実際は、オリンピックの空手のルールは、ノンコンタクトルールになりました。

オリンピックの基準的に安全に相手にケガをさせないことに、配慮していないルールは不可なので、苦しいですがしょうがないですね。

フルコンタクトの極真会館の松井館長は、極真会館でポイント制ルールで勝てる環境を整えていくと言い、ノンコンタクトルールに前向きなようです。

その辺りは、フルコンタクトの流派とは、考え方が違いますが、いずれにしてもオリンピックに空手が正式種目になれば、世間の方も注目し、空手が発展できるので、大賛成です。

皆さんも、是非、空手を応援してください!!



Sponsored links

-空手

Copyright© 空手格闘技びと , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.