外国人実習生の技能検定を合格させるための11個のポイントとは


私が勤めている会社には、10人以上の外国人実習生がいます。今まで10年以上受け入れてきて、約100人くらいの外国人実習生が巣立って行きました。

今まで100人以上がテストを受けてきましたが、技能検定で不合格者を出したことがありません。

大きな会社であれば、人事部や総務部が一体となってプロジェクトチームでやるのでしょうが、我々の会社は中小企業というより小企業です。

今回は、従業員が100人以下の会社でも外国人実習生を合格させるポイントをご紹介したいと思います。

ちなみに、うちの会社は、機械加工で取得しております。

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9つの合格させるポイントとは


  • 学科の勉強と実技の講習の時間割を作る

  • 不合格した場合のデメリットを実習生に伝える

  • 一通りテキストの読み合わせをする

  • ミニテストを行う

  • 週末は宿題をどっさり出す

  • 過去問をひたすら解いて添削をする

  • 過去問に似た問題を解かせる

  • 間違えた問題を分析して対策問題を作成して演習する

  • 実技は、最初に作り方を見せる

  • ポイントを押さえながら作らせる

  • ひたすら作る



学科の勉強と実技の講習の時間割を作る


最初に学科と実技の講習時間を作ります。今までのパターンで、学科が週2回で2時間、実技は週3回で2時間。さらに実技については、、ラストスパートの試験日の2週間前からは就業時間中も、時間を使って講習をします。

ここで重要なのは、時間をいかに作って計画通りに講習をするかということなんです。


計画ができたら、実際に勉強会を行います。第1回目の勉強会では、不合格した場合にどんな悲劇が待ち受けているかをお話しします。

不合格した場合のデメリットを実習生に伝える



内容ですが、不合格した場合のデメリットをお話しします。
内容ですが、以下のようになっております。

デメリット①:再試験は受けれるが、実費での試験になり、会場が会社でなくて、協会指定の場所で受験する。アウェイ感があるし、実費がもったいない。
デメリット②:再試験を不合格になった場合は、本国へ帰国となる。⇒飛行機のチケット代金は本人負担の実費となる。
デメリット③:送り出し機関(学校)へ入学するのに多額の借金をしているはず(だいたい60万円前後)ですが、その借金を返す当てがなくなり、返済にできない可能性が出てくる。
デメリット④:本国の家族(親御さん・兄弟など)が悲しむ。

だいたい、上記のようなデメリットがあります。
ですから、不合格になってはいけないハズなので、ここをきっちり、説明して理解してもらい勉強に励んでもらうべきです。

デメリットの話が済んだら、早速勉強です。

一通りテキストの読み合わせをする


あらかじめ、テキストを用意しておき、読み合わせをします。もちろん、実習生に読んでもらいます。説明については、我々の方で説明していきます。

1回説明したからと言って、理解したとは言えない状態です。あとは、問題を解かせながら、しっかり復習して、理解してもらう方法をとっていきます。

ミニテストを行う


テキストを読み合わせをしたら、あとはもう、ミニテストで理解度を高める作業に入ります。ミニテストといっても、過去問に少しアレンジをした問題ですから、本番のテスト問題とほぼ遜色ない状態です。

最初は、15問くらいのミニテストを行います。30分くらいかけないと回答ができない状態から始まりますが、最終的には、180問くらいの問題を30分で回答できる能力が身につくようになりますよ。

実際の学科試験は、20問を1時間の時間制限で解きます。ですが、20分もかからずに解く実力が付くはずでので、ご心配なく。

ちなみにですが、実際の試験では、試験開始後30分経たないと、いくら門ぢをすべて解いたとしても、席から離れてはいけない規則になっております。


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週末は宿題をどっさり出す


週末の土日休みにも、勉強をして、知識を得てほしいので、宿題を出します。それもどっさり出さなければなりません。

だいたいですが、20問程度の問題を5枚、130問くらいの問題を2枚、過去問を2枚くらいです。

月曜日の朝に提出してもらい、添削して、次回の授業で間違えた箇所を説明していきます。


過去問をひたすら解いて添削をする


とにかく過去問を解いて、添削しましょう!過去問は、組合の方に協力していただき、入手してもらうようにしてくださいね。

公益財団法人 国際研修協力機構(略称:JITCOジツコ)のHPを確認しますと、2017年2月28日現在では、下記の14試験実施機関が試験問題の公開をしていますので、参考にどうぞ!

技能実習評価試験職種の学科試験問題の公開について


基本的に、日本全国、同じ問題です。うちの会社は先程もお話しした、機械加工です。上記の試験問題後悔はありませんので、組合に問合せを行い、入手してもらいました。


過去問に似た問題を解かせる


過去問ですが、そんなに年数分は無いと思われます。ですから、過去問と過去問にアレンジを加えた問題を作って下さい。

例えばですが、『旋盤加工では、暑い日は、半ズボンに半袖で作業しても良い』⇒『旋盤加工では、暑い日は、半ズボンに半袖で作業してはいけない

語尾を変えて問題をつくると過去問アレンジ問題がたくさんできますね。

実習生は、過去問やミニテストを行うと内容を理解せずに、問題を記憶して、『正しい』か『誤り』かを判別する傾向にあります。

ですから、語尾を変更させてアレンジ問題を作成するのは、非常に有効ですので是非やってみてください。




間違えた問題を分析して対策問題を作成して演習する


機械加工では、旋盤やフライスの知識が必要ですが、材料や熱処理の知識も必要です。

実際に作業を行っている旋盤やフライスの知識問題は、なじみがあるので正解しやすいのですが、材料や熱処理などはなじみがあまりないので、正答率が低いです。

ですから、よく間違う正答率の低い問題を実習生ごとにピックアップして、それらをまとめた問題を作成して演習していきます。

いわゆる弱点をつぶす作業です。他の会社様はどうか分かりませんが、我々はここまでしないと合格できないんですよね。

また、社内には合格して当たり前という雰囲気があるため、どうしても理解してもらわないと点数が上がりません。

時々、組合の方から、不合格を出してしまう企業様のお話を時々聞くのですが、不合格を出してしまう企業様は、過去問を実習生に渡して、それやっといてみたいな丸投げがあると聞きます。

実習生に丸投げでは、どの分野でも合格できないと思っています。


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実技は、最初に作り方を見せる


次に実技の話になりますが、実技については、習うより慣れろのコンセプトで進めていきます。

最初に、先生(従業員)が1個ほど、作ってみます。その工程を見せていきます。

制限時間は60分ですが、先生は、40もかからずに製作していきます。

これをみて、実習生はびっくりするのです。でもみんなできるようになると励ましながら、加工の工程を分断しながら丁寧に教えていきます。


ポイントを押さえながら作らせる


先程、説明させて頂いたように、工程ごとにポイントを説明しながら実際に加工していきます。

工具を交換して、違う工具で加工するポイントや測定するポイント、械の癖を含めて、事細かく教えながら作ってきます。

ここでは、だいたいの流れと外してはいけないポイントについて慣れていく作業になります。



ひたすら作る


先程の章で流れをだいたい掴んだら、あとは、実践で数稽古です。何回も加工していきます。

実技を行う設備は一つしかないのですが、実習生が複数いれば、それだけ時間がかかりますよね。

それでも、一人10回(10個)は演習を行います。10回行えば、ほぼ順調に作れるレベルにまで達するはずです!(普通はね!)

実際に時間を計測しながら加工をするのですが、最初は90分近くかかったりするのですが、最終的には35~40分くらいで仕上げてくるようになるんです。

習うより慣れろですよね。

実技の試験当日は、うまく加工して公差が外れないように慎重になりすぎる傾向にあります。

いつも通りに加工する方が絶対にうまくいきます。余計なことはしないようにアドバイスをします。


まとめ


いかがだったでしょうか?以下の11個のポイントを押さえれば上手くいくと思います。

学科の勉強と実技の講習の時間割を作る・不合格した場合のデメリットを実習生に伝える・一通りテキストの読み合わせをする・ミニテストを行う・週末は宿題をどっさり出す・過去問をひたすら解いて添削をする・過去問に似た問題を解かせる・間違えた問題を分析して対策問題を作成して演習する・実技は、最初に作り方を見せる・ポイントを押さえながら作らせる・ひたすら作る

十分な計画を取って任務を遂行して頂ければと思います。何かの参考になれば幸いです。

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