ダイビングとシュノーケルの5つの違いを現役ダイバーが徹底解説!
皆様も「スクーバダイビング」と「シュノーケル」と言う言葉は一度は耳にした事があると思いますが、今回はその違いを南国生活16年!ダイバーの私が皆様にわかりやすくご説明したいと思います。
今回は、5つの質問形式で答えていきたいと思います。
ダイビングとシュノーケル5つの違いとは?
- 道具は違うの?
- 誰でも出来るの?
- 価格はどっちはお得?
- 視力が悪くても大丈夫?
- 見られる魚は違うの?
それでは始めますね。
1.道具は違うの?
1つ目は、「道具は違うの?」に関してです!
まずは大きな違いに関してですが、スクーバダイビングは空気の入ったタンクを背負って海に入りますが、シュノーケルは空気のタンクを使用する事はありません。
スクーバダイビングは潜る際にそのタンクの空気を吸って呼吸をし海の中を楽しみます。一方のシュノーケリングは「スノーケル」と言う道具を使用して水中において水面の空気を呼吸する事で楽しむ方法です。
ここで上記に登場した「シュノーケル」についてですが、シュノーケルは呼吸を行う道具を意味しており、シュノーケルを使用して海を楽しむ事を「シュノーケリング」と呼んでいます。
シュノーケルの場合にその他に使用する道具に関してですが、絶対必要な道具として「マスク」があります。
マスクとは水中眼鏡のような道具で基本的には目と鼻を覆うようになっています。
このマスクを使用する事で水中の世界もクリアーに見て楽しむ事が出来るのです。
最近では様々なカタチのマスクが登場していますので、自分に合ったマスクを探すのも一つの楽しみ方でしょう。
その他の道具として「フィン」があります。
フィンは靴のように履き、フィンを蹴る事によって通常よりも早く進む事が出来る道具です。
このフィンに関してですが、海洋によってはシュノーケリング時にフィンの使用を禁止している場所もあります。
その理由としてフィンが珊瑚などに接触し壊してしまう事や可能性があるからです。
次にスクーバダイビングの道具に関してですが、シュノーケルで使用するマスクやスノーケルの他、前にお話ししたタンクやフィン、又はBCDやレギュレーターなど多くの道具(器材)を使用します。
又、最近では「スキンダイビング」や「フリーダイビング」などさまざまな異なる楽しみ方がありますのが、レジャーにおいてタンクを背負い潜る事を「スクーバダイビング」と呼んでいます。
2.誰でも出来るの?
2つ目は、「誰でも出来るの?」に関してです!
厳密に言うと誰でも出来ません。
例えばスクーバダイビングの場合、潜る前に健康状態を確認する書類にサインします。
喘息や妊娠などの確認項目があり、その項目に何も当てはまらない場合は潜る事が出来ますが、インストラクターにおける講習が必須となります。
次にスノーケリングに関しては、スクーバダイビングと違い「好きな時に、好きな場所で」単独で楽しむ事が出来ますが、その場合はあくまでも自己責任となります。
最近多く見られる事故として一度も海を見た事も、海に入った事も無い人がシュノーケルをして水難事故に合うケースが多く見られます。
シュノーケルをする際は現地の人に情報を聞くか、事前にしっかりと海洋の状況を確認してから楽しむ事をお勧めします。
3.価格はどっちはお得?
3つ目は、「価格はどっちはお得?」に関してです!
価格に関してはどちらもお得です!
と言うのはシュノーケルの場合、少ない道具でお手軽に水中世界を見る事が出来るのに対し、スクーバダイビングではスクーバダイビングの免許を取得してしまえば世界中のスクーバダイビングショップがある海の中を潜る事が出来るからです。
日本でもスクーバダイビングの免許取得が出来るお店が有りますし、免許取得後に海外の海を楽しむ事が出来てしまいます。
いっけん、シュノーケリングの方が道具が少なくて水中世界を見れるのだからお得なのでは?!と思う方もいらっしゃるとは思いますが、スクーバダイビングでは水中の世界を私たちが生活する陸上の上を飛び回れる様な感覚があります。
又、水中の世界のはスクーバダイビングでしか見る事の出来ない生き物たちが多数存在しています。
それを考えた上で、スクーバダイビングは金額には変えられない異空間を体験出来る貴重な遊びです。
4.視力が悪くても大丈夫?
4つ目は、「視力が悪くても大丈夫?」
シュノーケリングもスクーバダイビングの場合もマスクを使用して海の中を見るわけですが、シュノーケリングの場合はコンタクトを使用してその上にマスクを使用し楽しむ方も大勢います。
シュノーケリングの場合は水圧の影響で海水がマスクの中にゴボゴボと入ってくる事は少なく、又マスクが曇ってしまったら一度海面に出てマスクの曇りを取る事が出来ます。
一方でスクーバダイビングの場合は「マスククリアー」などの水中で曇りを取る手段が存在します。
その為、視力の悪いダイバーの方はマスクに度があるものを使用する場合が多く見られます。
5.見られる魚は違うの?
5つ目は、「見られる魚は違うの?」に関してです。
シュノーケリングは基本的に浅瀬で行う事が多い為、太陽の光を受けたサンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚を楽しむ事が出来る一方、スクーバダイビングでは、魚の群れやジンベイザメの様な大物に遭遇する可能性が多いのも魅力の一つです。
シュノーケリングとスクーバダイビングでは大きな水深の違いがあります。
スノーケリングでは基本的には水面から海中を見るわけですが、スクーバダイビングの場合は深い水深であれば30メートル付近の水中を楽しむ事が出来るのです。
この違いを皆様に言葉でご説明するのはとても難しいです!
ですので興味がある皆様はシュノーケリングもスクーバダイビングも是非チャレンジしてみてはいかかでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「スクーバダイビングとシュノーケリングの5つの違いを現役ダイバーが徹底解説」と題してお話させて頂きましたが、どちらも水中世界を楽しむ事の出来る素晴らしい遊びです。
又、基本的には水中の全ての生物を触る事をしてはいけません。
海の中はあくまでも私たち人間が楽しむ事が出来ますが、海の中は海洋生物の暮らしがある事を決して忘れないでください。
数百年先も地球の素晴らしい海が存在し多くの人々がそれを体感し感動する為に!