フランス人の夫ってケチなの?経験者からの3つの提言


まだフランス人の友達もいなかった頃「フランス人はケチだ」という話を聞いたことがありました。

フランス人のケチっぷりを描いた漫画もあるほど有名なフランス人=ケチというイメージですが、実際にフランス人と結婚してみた私の思うことをご紹介します。


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お金・物への価値観について(フランス人と日本人の違い)


まずなぜ「ケチ」と言われてしまうのか、それは非常に倹約家が多く、且つ物事をはっきりと言う国民性からなのではと断言できます!

個人差はあると思いますが倹約具合については、古い物を再利用する意識が日本人よりも強いのではと感じますね。

生活が厳しいわけじゃなくても、服やバッグ、靴など気に入っている物はとことん着古す・履きつぶしている人を自分の旦那を含めて何人も見ました。

日本だったら他人の目がというところでしょうが、人に何を言われようと「自分が好きなものは好き」という、他人の意見にちょっとやそっとでは揺るがない、強い精神の持ち主が多いんですよ。


私の旦那は、日本に来た際には、粗大ゴミ置き場に捨ててある現役の家具達を見て驚いたと言っていました。

家具もまた古くなればニスを塗りなおしたり、アレンジをしてアンティークに仕上げてまた使用する人が多く、そんな家具の方がむしろ味があっていいという人がほとんどです。

家もまた同じく、古い建物の価値が下がらず、むしろそういう家に住みたがります。

外装は古いままで、内装だけ住みやすくリフォームしている家がほとんどです。

地震などの心配がない地理的要素もありますが、古い物を大切にする(クールだと思う)人が多いからかもしれませんね。


逆に「自分の好きなものは好き」が示すように、こんな物にお金をかけるの?ケチなのか何なのかわからなくなります。

不気味な仮面のオブジェやブランドものの掃除用スポンジなどにお金をかけるんですね。

オブジェは趣味の問題なので仕方ないですが、こんなマスクに百ドルも?という物もありますよ。

オブジェは別として実際に、これは高い・あれば安いなどの声はよく聞きますよ。

物への価値がはっきりとしていて、且つ物事もはっきり言うため、すぐに高い・安いなどの意見が出てしまうのも「ケチ」と言われる要因なのかもしれません。

日本のように空気を読んで敢えて言わないという事がないので、結果ケチ呼ばわりされてしまうのかもしれません。

また税金が非常に高いのも倹約家にならざるを得ない理由の一つだと思います。

物にもよりますが消費税がなんと20%、所得税も所得によってですが14%~45%と高めです。

シビアな税収がこの国民性を生み出したのかもしれません。




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フランス人の節約術について


節約に関して、特に違いを感じたのが旅行にかけるお金です。

私(日本人)は限られた時間の中で、いかに充実できるかに重きを置きますが、月単位での休みが取れる彼らはいかに長く過ごせるかが重要です。

私は宿泊施設にもこだわりがあるのでそれなりの値段がするところを選びがちですが、彼は寝られればいいじゃないというスタンス。


食事に関しても、毎回3食レストランではなく、買ってきて食べたりなどもします。

キッチンがあるホテルの場合は作ったりもしますが、長い休みなのでそうそう外食ばかりもできないので納得です。

そしてフランス人は長い休みを充実して過ごすために仕事をしていると言っても過言ではありません。

特に節約の意識はないようですが、平日はお酒も飲まないし、特別なことがなければ外食もしません。

その分特別な日や週末、長いバカンスに回すという意識があるんですね。

基本的なことですが、物を大切にする、買い物の際に熟考するという積み重ねですね。


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フランス人から学べる貯蓄術


私の周りのほとんどのフランス人が株や不動産を持っていて、常にお金に動いてもらうことを意識しています。

または仕事にもよりますが労働時間が日本ほど長くなく、休みや自由になる時間も取りやすいので、セカンドビジネスを持っている人も多く、お金に対しての意識はかなり高い方だと思います。

具体的に私が学んだことは、フランス国内の不動産を使った資産運用です。

古い建物の価値が下がらないフランスならではですが、購入したアパートや家をすぐに貸し出し、ローンを家賃で払いつづけ、将来的には収入に繋がるという単純なものですが、頭金さえ準備できれば誰でもできる投資なので一般的なようです。

また銀行の利率もいいので、短期の定期預金を繰り返して地道に増やしている人もよくいます。

手間ではありますが、私も見習わないといけないですね。

家計簿はありませんが、支出のほとんどがカードなので、明細で支出確認はしています。

フランスでは、ほとんどの家庭で別口座になり、別途共同口座を持つのが一般的なようです。

主婦という概念がなく、出産をしても女性の社会復帰が一般的なため、女性が自立しているケースが多いのかもしれません。






まとめ


以上、フランス人の倹約ぶりいかがでしたでしょうか。

でも実際にはそこまでケチケチしているわけではなく、自分の欲しい物・好きなものには使う、それ以外には無駄に使わないという、根本的には日本人とあまり変わらない人達だと思います。

そして私自身ももうフランス人と関わりあって7年経ち「これ、まだ使えるじゃない」「これは高すぎだよね」などと言うようになっています。

日本に帰った時にケチケチしていると言われないように注意しながら、フランス人との倹約生活を充実させたいと思います。

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