タイの大気汚染(PM2.5)の原因と5つの対策!在住者の提言


タイのベストシーズンは12月から2月です。

この時期はたくさんの海外からの観光客がタイに訪れるんですよね。

しかし、この時期は深刻な大気汚染のシーズンでもあるんですよ。


今回は、これからタイを訪れる予定の方が安全に快適に楽しめるように、「大気汚染(PM2.5)の原因と5つの対策」についてお話ししますね。


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まずは、タイの大気汚染の原因をご説明しますね。

タイの大気汚染の4つの原因


  • 野焼き

  • 排気ガス

  • 建設工事の粉塵

  • 隣国からの煙害




野焼きは大変に大きな問題です。

政府がトウモロコシ栽培を支援してから深刻になっています。

農家の人の意見としては、政府が農地を耕すトラクターなどを準備してくれるなら野焼きをやめてもいい・・・という感じで平行線のままです。


バンコクの渋滞は世界でも有名ですね。

車社会のタイでは低排出ガスの電気自動車やハイブリッド車は人気がありません。

低排出ガスの電気自動車は値段が高いですし、インフラ整備に予算がかかるため政府は電気自動車を後押しすることもありません。

日本のような厳格な車検システムもないので古い車が黒煙を出しながら走っています。

さらに近年タイは建設ブームです。いたるところで高層コンドミニアムやホテルの建設が行われています。

我が家もコンドミニアムですが、現在お隣さんのお部屋がリノベーション中で騒音がひどいし、スイミングプールも工事中で粉塵がすごいです。

また、タイは複数の国と隣り合わせなので、隣国からの煙害が風に便乗してきます。

もうタイにいるなら、自分の身は自分で守るしかありません!


それでは、どのような対策ができるか、5つにまとめてみました。

大気汚染5つの対策


  1. PM2.5の濃度をチェック
  2. 濃度が高い時は外出を避ける
  3. 外出時はマスクを着用
  4. PM2.5を室内に持ち込まない
  5. 体調の変化に注意する


では、順にご説明していきますね。

PM2.5の濃度をチェック



PM2.5の濃度をリアルタイムで確認できるアプリケーションをダウンロードします。

こちら↓

大気質指標(AQI)とPM 2.5大気汚染 大気質指標(AQI)とPM 2.5大気汚染

お住まいの都市をを入れるだけですぐに下の画面のように結果が出ますよ!



もう一方が、このチェッカーです。

PM2.5濃度チェック




我が家は「PM2.5今日126だって!」というように家族の誰かが必ず叫び出します。

この時期は毎日PM2.5濃度を確認してから、外出されたほうが良いでしょう。




濃度が高い時は外出を避ける



PM2.5濃度は、上の表でどのくらい空気が汚れているのかがわかりますよね。

あまりにも濃度が高い日の外出は、できるだけしないほうがよいと思いますよ。

私は週に何回かの屋台の外食が好きですが、この季節は家で料理し外食を控えるようにしています。





外出時はマスクを着用


マスクは必須です。PM2.5を防げるタイプで、タイで購入可能なマスクはこちら↓です。


N95(米国規格)マスクは防塵マスクです。比較的大きな薬局で購入できますが、現在はどこも品切れかもしれません。

このマスク、夫が着用した時に顔の輪郭にピッタリくるので息が苦しいと言ってました。

子供達のサイズが販売していないので、普通の子供用マスクにN95のフィルターを付けて着用させています。

これがフィルターです↓。


カーボンが配合されたフィルターを布のマスクに装着して使用します。

外側になる布のマスクは1~2日ごとに洗います。

中のフィルターは3~4日くらいで交換します。

フィルターだけでも販売されています。10枚入りで約120b(約430円)です。

タイでも買えますが、日本から購入して持ってきた方が良いでしょうね。






PM2.5を室内に持ち込まない


PM2.5の濃度が高い日は、窓の開放は少なめにしたほうがいいでしょう。洗濯物は室内に干したほうが安全です。

空気洗浄機(タイではホテルや家庭にはあまり見かけませんが)があれば常時稼働させておきましょう。

我が家では洗濯物は洗った後に乾燥機を使用するようにしています。

PM2.5の濃度が低い日は、寝具類を一気に洗って外干ししますが、ちょっと心配な(特に子供達に)気持ちがありながらやっています。

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体調の変化に注意する


PM2.5は粒子がとても小さいため、鼻や喉で侵入を防ぐことは難しく、肺にまで入ってしまいます。

濃度が高い日は、目・鼻・喉が刺激されて痒みが出るだけではなく、ひどいとめまいや吐き気、胸が詰まるような感じが出てきます。

私は少し前まで、大気汚染のことを気にせず窓を開けて家事をしていました。

洗濯物を外に干していた時に、大して動いていないのに胸が苦しくなり、喉がイガイガしたことがありました。

帰宅した夫に行ってみたら、「今日日中PM2.5が156だったよ。だからじゃない?」と言われ、それまでこの時期に大気汚染があるのをすっかり忘れていたのを思い出しました。

皆さんも、ご自分の体調の変化に注意して頂き、もしちょっとでも変だなと感じる場合は、医療機関の受診をおすすめします。


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まとめ



タイ国内の大気汚染の注意喚起はあまりありません。PM2.5の濃度が高い日は公的なアナウンスで呼びかける、なんてことはありません。

しかもPM2.5の濃度は比較的夜に高いことが多いので、夕方涼しくなってどこかご飯に行こうかという時も注意が必要です。

このシーズンにタイに旅行を計画されている方はぜひ事前に対策されることをおすすめします。









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