タイ人の性格?仕事でうまく回す7つの方法を現地採用者が公開
『お金ではなくやりがいのある仕事』とか『仕事を通じて人間性を高める』とか日本人が仕事にかける精神は諸外国と比べても素晴らしいのですが、タイ人とは性格も受けた教育も仕事に対する考え方も全く日本人とは違います。
『タイ人は働かない』、『タイ人は嘘つき』、『タイ人は責任感ない』などなど、タイで働く日本人からはそんなタイ人批判を耳にしますが、果たして本当のそうでしょうか?
私もタイで働き始めた時は苦労しましたが、最近はタイ人との関係も結構いい感じなのです。
そんな現地採用歴10年の私がタイ人とうまく付き合う7つの方法をお教えしますね。
これから、タイ人と働く方やタイ人と働くことに悩んでいる方に少しでも何か参考に慣れば幸いです。
まず最初にタイ人の性格からお話ししますね。
目次
タイ人の性格
以下の3つに要約できるんですね。
- いい加減
- 計画性がない
- 学習しない
そえでは、ひとつずつ見ていきますね。
1.いい加減
『じゃあ、この仕事あとどれくらい完了しますか?』これってタイ人に良く質問するワードではないでしょうか。
日本人ならしっかり見積もって更に2割くらいは余裕を見て回答しますよね。
でもタイ人の場合は、必ずと言っていい程短めに見積もって、『明日』と根拠なく答えます。
ではそれって本当に明日になれば出来てくると思いますか?
答えはノーなんですよ。
明日になればまた明日といい加減な回答を繰り返します。
彼らの言う明日は約束ではなく、今、問い詰められているピンチから逃れるためだけに発せられる言葉、要するにいい加減なのです。
2.計画性がない
例えば、10日間で仕上げなければならない仕事があったとしましょう。
日本人なら仕事量を8ぐらいで割って1日の仕事量を決め、2日は予備日に充てるみたいな計画を当たり前に立てますよね。
しかしタイ人は計画すら立てません、
1日、2日、3日、傍で見ているこっちがハラハラして、そろそろ着手したほうがいいのではないか?と提案してみたくなるほどなのです。
結局最終日が近くなって、頑張るのですが、すでに手遅れ、当然納期にも遅れます。
最後にちょっと頑張りを見せるのはタイ人のかわいいところですね。
3.学習しない
多くの日本人は、学習機能を備えています。
1度痛い目を見たら、『次はこうしよう』と失敗原因を究明し対策案を考えますよね。
それを繰り返していくうちに、能力はどんどんレベルアップしていきます。
ですが『あれっ、それって前も失敗してなかった?』っていうのがタイ人でして、痛い目に合っても、そこを何とか通り過ぎた瞬間に忘れちゃうのがタイ人。
だから、入社して10年たっても、新入社員の初々しかったあの時のままっていう人が結構にいますから。
もしかすると彼らは繰り返される痛い目を楽しんでいるのではないかとさえ思えてしまうほどです。(笑)
以上がタイ人の仕事をする上での性格ですね。
それでは、次にタイ人と仕事上でうまくいく方法についてお話ししますね。
タイ人と仕事上でうまくいく方法
- 偉そうにしない
- タイ語を勉強する
- タイ人キーマンをがっちり掴む
- ライングループを作る
- 報告はこちらから聞きに行く
- 飲み会は参加
- ご褒美は日本旅行
1.偉そうにしない
日本人同士だとペコペコしている人が、タイ人を前にした瞬間、急に偉そうになるパターン。
タイの日本人あるあるですね。
確かに日本人ですし、入社した瞬間から、タイ人より給料も、役職も上になる場合が多いのですが、それは能力的に上というわけではないのです。
特に日本から来てタイで働き初めの人に多い印象なのですが、『俺のほうがタイ人よりよくわかっている』という根拠のない自信が、タイ人を見下し、偉そうな態度になってしまい、タイ人に相手にされなくなる黄金パターン。
日本人の中に混じった時のように謙虚な姿勢が必要ですね。
2.タイ語を勉強する
働き始めで、仕事もわからない、言葉もわからない状態ではタイ人とのコミュニケーションは成り立ちません。
やがて仕事がわかり始めると、専門用語などで何となく会話が成り立ってくるのですが、一番の早道はタイ語の勉強を始めること。
タイ語を勉強する=タイ人に歩み寄る姿勢と捉えられ、周りのタイ人が構ってくれるようになります。
そして仕事で困っていれば助けてくれるんですよね。
下手でもいい、ポーズでもいい。
『俺は勉強しているんだぞ』をアピールしましょう。
3.タイ人キーマンをがっちり掴む
どこの社会にも必ずボスがいます、それはタイ人グループしかり。
会社であれば、誰がグループのリーダーなのかはわかるわけですので、簡単ですね。
始めのうちは結構警戒され、あまり話をしてくれないかもしれません。
ですが、そこで怯んではいけませんよ!
できるだけ早めに飲みなど、社外の付き合いを始めましょう。
そして無理を言える仲になればこっちのものです。
お願い事などボスに頼みさえすれば、末端の社員まで動かすことができますから。
4.ライングループを作る
所属するグループが決まったら真っ先にやるべきこと、それはライングループを作ることです。
理解度の低いタイ語や英語でのミーティングは時間の無駄、全ての報告・連絡事項は写真や動画を中心に。
中には会議で嘘の報告をする人がいますが、写真や動画は嘘をつきませんからね。
5.報告はこちらから聞きに行く
いくらラインで報告しやすい環境を作ったとしても、なかなか報告が上がってこないことはよくあります。
日本人のように自主的に報告してくる人はやっぱりレアなのですね。
だから、しつこいぐらい督促、ラインで既読無視されたら、本人のところへ足を運びましょう。
そして怒りをこらえ、自分の子供に今日の出来事を聞くときと同じくらい優しい目で接してあげてくださいね。
決して報告がないことを怒ってはいけませんよ。
もしそうすれば彼らは話さなくなりますから。
我慢です、我慢。
6.飲み会は参加
仕事終わりタイ人たちは同じグループの仲間たちと会社の近所の屋台などで酒盛りをしていることは少なくありません。
そんな姿を見かけたら臆せず、輪に入っていきましょう。
彼らはきっと快く迎えてくれるはずです。
そして言葉がいまいちわからなくても、笑って楽しそうにしていればOKです。
そしてもし、お財布に余裕があったら奢ってあげましょう。
奢るだけであなたの格が1ランクアップし、次の日からのワイをして挨拶してくれたりとタイ人のあなたに対する態度が変わるはずです。
7.ご褒美は日本旅行
成果をだしたらやっぱり、ご褒美が必要じゃないですか。
賞金とかタイ国内の旅行とかもいいのですが、お勧めはやっぱり日本旅行。
今タイ人のビザもいらないですし、航空券だってずいぶん安くなりましたからね。
というのも、タイで生活しているときは、何かとタイ人に頼ることも多いと思うのです。
それが日本へ行けば当然逆転するじゃないですか。
彼らはあなたを頼ってくるわけなのでイイトコ見せて、頼れる奴を印象付ける作戦です。
うまくいけば、タイへ帰った後もあなたに対する態度が激変するでしょう。
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まとめ
結局のところ、タイ人の懐に飛び込んで、認めてもらうことが重要です。
内容をまとめますと以下のようになります。
- 偉そうにしない
- タイ語を勉強する
- タイ人キーマンをがっちり掴む
- ライングループを作る
- 報告はこちらから聞きに行く
- 飲み会は参加
- ご褒美は日本旅行
慣れ合いすぎてナメられるのはNGですが、日本流の押し付けや恐怖政治、厳しいルール上では、できる社員は辞め、できない社員ばかりが会社にしがみついて残っていくという最悪の状況になりがちです。
タイ人はいいやつなので、粘り強く接すればかならず、いい方に変わってくれるはずですよ。
根負けして怒鳴ってしまうとゲームオーバー。
やはり我慢の上に我慢です。
我慢を続けて10年、私は今、サバイサバイなグループで仕事ができていますよ。