タイの結婚式のマナーとは?ご祝儀や服装についても徹底解説


タイに長く駐在になると、知り合いやお客さんなどタイ人の友人が増えますよね。

私もタイに10年駐在していたので、従業員の結婚式やお客さんや友人の結婚式には何回も参加したことがあります。

この記事を読まれているという事は、タイ人の結婚式に参加されようとしているかタイの結婚式に興味がある方ですよね。

今回は、タイ人の結婚式のマナーなどご祝儀や服装についてもお話していきたいと思います。


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最初にタイでタイ人の結婚式に呼ばれてから参加するまでの流れを説明して致しますね。


タイの結婚式での流れとは


  • 案内状が本人から渡される

  • ご祝儀を用意する

  • 結婚式場に参加する


この根枯れで話を進めていきますね。


案内状が本人から渡される


下の画像が、招待状です。普通の手紙サイズです。だいたい、本人からの手渡しですね。

社会的地位が高い人(大手の取引先会社のタイ人社長の息子や娘)が結婚する場合は、手紙は手渡しではなくて、その秘書が持ってきたりします。


内容ですが、

この度はAさんとBさんが結婚します。つきましては、何月何日にどこどこのホテルで結婚式を行います。来てくださいね。

こんな感じです。

ホテルや大きな会場で結婚式を行うのは、金持ちの方の結婚式です。お金持ちではない方など一般の方は神父さんのお家で行うのが一般的です。



ご祝儀を用意する


ご祝儀については、以下の項目でお話していきますね。

  • ご祝儀の相場

  • ご祝儀袋について

  • ご祝儀のみで式には参加しない


ご祝儀の相場

まずは、ご祝儀についてですね。ご祝儀は、日本と違って新札でないといけないとか、そんなルールはありません。

日本だったら、会社の部下や同僚や会社関係の方でも概ね3万円くらいですよね。

タイでは、だいたい以下のような相場です。

とても親しい友人: 2,000B(約6,600円)
普通の友人、会社の同僚: 1,000B(約3,300円)
部下の結婚式(自分が上司): 3,000~4,000B(約9,900円~13,200円)
上司の結婚式(自分が部下): 1,000B(約3,300円)

私は約10年駐在していたので、十回以上は払ってきました。日本より物価(相場)が安いからまだよいですが、でも正直しんどいですよね。

タイの物価についての記事があります。興味のある方はどうぞ!
タイの物価ってどう?日本と東南アジアの国とを比較してみて

ご祝儀袋について

次にご祝儀袋ですが、実は招待状が入っていた封筒に入れるんです!

びっくりですよね。この封筒です。


この封筒の中にご祝儀を入れるんです。スゴイ簡単ですよね。祝儀袋を購入しないでよいので手間が省けますが、なんか味気ない気もします。



次にご祝儀だけ渡して、式には参加しない場合もあります。

ご祝儀のみで式には参加しない

タイのお金持ちに呼ばれる結婚式は、バンコクの高級ホテルなどで行いますから式に参加できるのですが、新婦さんの実家となると、遠いです。

工場のワーカーさんや事務所のスタッフなどは、一部を除いてバンコク近郊に出稼ぎにきているので、実家がイサーンやチェンマイが多くて、泊りがけで式に出なくてはなりません。

絶対来てくれと!いう部下もいましたがさすがに一泊二日でイサーンなどには行くのはしんどいです。

私が一番遠い結婚式に参加したのは、アユタヤでした。それでも、2時間以上は車に乗ってました。

新婦さんがタイ人で会社のスタッフで、新郎が日本人でした。ですから新郎とは式場で初めて顔を合わせるという面白いシチュエーションでした。

また、新婦の彼女はイスラム教だったので、新郎もイスラム教に改宗したはずですから、国際結婚も大変だなと思ったものです。



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結婚式場に参加する


  • 形式は?

  • 式での服装

  • お車代は?

  • 引き出物は?



形式は?

実際に式場に参加という事ですけど、日本みたいな披露宴ではありません。

いつの間にか始まっていつの間にか終わっているという印象です。

まず、基本的に立食ビュッフェ形式です。席も決まっていません。

司会もいたのかどうか分からない無秩序で新郎のあいさつや新婦の両親に対する手紙的な感動も特にありません。

タイのローカル会社の社長さんの息子の結婚式に時には、プロジェクターがあって、その息子さんがベンツから降りてきて仕事を頑張ってる的なビデオを見せられた時には、息子さんの部下が『最近の流行りなんです』と言ってましたね。

立食ですから、当然ビュッフェスタイルです。


このスタイルは、毎回思うのですが、すぐ無くなるのでお腹いっぱい食べた記憶がありません。

日本のお客さんらがたくさん出席する結婚式であれば、日本の屋台がでていて、ソバや寿司や天ぷらなど日本食が充実しているのが嬉しいですね。

私は、日本食に常に飢えていたので、ここぞとばかりに、和食コーナーで日本食を頬張っていました。



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式での服装

式での服装ですが、男性ならスーツで十分です。ネクタイは派手めがいいですよ。私はピンク色のネクタイにグレーのスーツでした。

女性の場合は、なんでも良いですが、タイ人の女性などは、シルクのドレスなどで若い子たちは、クリーム系のドレスが多かったですね。

スーツを持っていないタイの男性はジーンズにTシャツや長袖シャツにチノパンというのも多かったです。

自由ですよね。自由すぎて、ブーケを新婦が投げるときは、普通独身の女性がキャッキャいいながら取るのですが、なぜか男性が取ったりと不思議な感じです(笑)



服装のマナーですが、
男性の服装のマナー:黒色、紺色はNGです!できればグレー系のスーツに明るい色のネクタイ。
女性の服装のマナー:白色のドレスは問題ありません。黒色はNGです。

お車代は?

日本ではあるお車代ですが、全然そんなものはありません。宿泊代もでません。日本からわざわざこのためにやってきたお客さんも、全然費用は出ないです。

文化の違いなんでしょうね。結構な出費になりますから、会社関係で経費が出ない方は注意してくださいね。


引き出物は?

引き出物ものは、豚の形の貯金箱や匂い袋やエコバッグなどでした。また、キーホルダーや金メッキしたお守りみたいなものもありましたね。

日本みたいな進物の会社のカタログから選ぶようなシステムではないですし、正直、無い方が良いですよね。








まとめ


いかがだったでしょうか。タイの結婚式に参加するのであれば、スーツが良いですよ。

また、ご祝儀は、日本の場合と比べても10分の1程度で低いですね。

ビュッフェ形式の式が多いのが特徴ですが、あんまり料理がたくさんでないので、気を付けてくださいね。

日本みたいな感動系の式ではありませんが、思い出の1ページになりますので是非1回は参加してみてくださいね。


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